ハワイで婚活

最近、結婚相談所カウンセラーのYoutube動画にはまっています。私自身は既婚者ですから本来ほとんど用のない内容のはずなのですが、たまたま見始めてみたら、その女性の軽快な語り口調にすっかり魅了されていました。これほどズバッと言ってくれる女性って、細木和子さん以来かも。

工藤恵子さん　

https://www.youtube.com/channel/UCAO_NuO5nCvrp9avrhYfBqg

ふむふむ、なるほどなるほど。彼女の説得力あるアドバイスを聞いていると、自分自身が今、あたかも婚活中であるかのような気分にさえなってきます。そして思うのです。私がもし婚活市場に打って出ても、すぐに心が折れて、自信喪失した挙句に余計に引きこもってしまいそうだなって。

理由は簡単です。ほかの女性と比べられるという、その状況に耐えられそうにないと思うからです。「あっちの女性はもっとおしとやかだったな」とか「この女性の趣味はスピリチュアル？ついていけそうにない」とか「食卓に毎日５品並べられない女は料理上手とはいえないだろう」とか、もろもろ。先方の考えそうなことを先走って勘ぐって、不安になって、どんなふうに関係をはぐくんでいけばよいのか迷子になってしまうのではないかと。多少フィーリングの合う異性と出会ったとしても、このような「結婚相手に見合うかどうか」を判断し合う条件下では、かすかに感じる「なんかいい感じ」などはすぐにかき消されてしまうのではないでしょうか？どうなのでしょうか？

いえいえ。とはいえ出会いの場であることには違いありません。理想の条件など一切無用なビビビッ！と来る運命の出会いもあるかもしれないし、そこまで強く惹かれなくとも、なんとなくあたたかい生活を送っていけそうだなと思える異性に出会えるかもしれません。とにもかくにも、「出会っていくこと」そのものが大切でしょう。幾度か悲しい経験を経たとしても、そこから学びを得て、パートナーに求める条件や結婚そのものへの姿勢がシンプルになっていくことも多いでしょう。そうなったときに出会った相手は、きっときっと、運命の相手です。

さて、ハワイにも結婚相談所があるそうです。「日本人女性とハワイ在住の外国人」に結婚を前提とした出会いを提供する会社です。以前、その会社にお勤めしている女性とお会いしたことがあります。ママ友が主催したお誕生日会で。映画鑑賞している子供たちを横目に、ママたちはワインを飲みながらワイワイと盛り上がりました。

そのかた曰く、

「うちの相談所には、セレブな男性がたくさん登録しているのよ。年収もすばらしく見た目も問題ないの。それにね、こっちの男性は女性の年齢にあまりこだわりがないのよ」

これは朗報ではないでしょうか。なにせ日本の結婚市場は、若い女性ばかりが売れていく、とのことですから。

そしてその女性は続けました。

「問題は、日本人女性たちの英会話力なの。ぜんぜん会話が弾まないらしいのよね。それでね、うちの会社では、婚活女性たち用の英会話特訓クラスを始めることにしたのよ」

ええ？そこまで？

驚いた表情をする私に、その方はさらに続けました。

「本当に日本人女性たちの英会話力、それだけ。それだけなのよ。なんとかしてそこの底上げをしていきたいの。そのために新しいプロジェクトを立ち上げているところよ」

彼女の熱意を見ていると、おそらく本当にそこが（そこだけが）ネックとなって、マッチングがなかなかうまくいかないのだろうな、と感じられました。

ハワイ在住の男性との結婚を希望する日本人女性の皆さま、鍵となるのは「英会話力」、だそうですよ。